まずは「甘噛み」という言葉の定義を理解することが大切です
甘噛みという言葉はよく使われますが、実際には何を甘噛みと呼んでいるのかが曖昧なままになっていることが多くあります。子犬が噛んでいるから甘噛みなのか、遊んでいるような軽い噛み方を甘噛みというのか、まずはそこを整理することが必要です。
言葉の意味が曖昧なままだと、対応の仕方もずれてしまいます。だからこそ、最初に定義をはっきりさせることが大切です。
歯が人の皮膚に当たれば、噛んでいるという認識で育ててください
甘噛みでも本気噛みでも、歯が人間の皮膚に当たれば噛んでいるということです。まずはその事実をきちんと認識しながら育てていただきたいです。
結果的に本気噛みをしている犬の過去を紐解くと、遊びながら噛んでいた子がそのまま本気で噛むようになった、というイメージはあまりありません。そういう子は幼い頃から、自分にとって嫌なことをされた時などに、ある程度の強い噛みつきがあったことが多い印象です。一方で、遊び噛みをしていた子は、そのまま大人になっても噛むことで幸福感を得ていることがあります。
「歯が痒いから噛んでいるだけ」と思い込まないこと
飼い主さまが一番勘違いしやすいのは、「歯が痒いから噛んでいるだけ」と考えてしまうことです。もちろん歯の生え変わりの時期に口を使いたくなることはありますが、それだけで片づけてしまうと、噛む行動そのものを軽く見てしまいやすくなります。
甘噛みは、かわいい行動として流さないことが大切です
甘噛みという言葉があることで、軽く見えてしまうことがあります。ですが、噛んでいるという事実は変わりません。特に子犬のうちに「このくらいなら大丈夫」と流してしまうと、その後の接し方や学習の積み重ね方にも影響が出てきます。
まずは、今起きている行動を正しく見ること。それが甘噛みへの最初の一歩です。
最後に伝えたいこと
子犬であれば、将来してほしくないことは体験させないことが大切です。成犬であれば、今の接し方を見直す必要があります。
噛みの問題は、かわいい時期だからと曖昧にせず、最初の認識を丁寧に整えていくことが大切です。
甘噛みを考える時の整理ポイント
- まず「甘噛み」という言葉の定義を曖昧にしない
- 歯が皮膚に当たれば噛んでいると認識する
- 「歯が痒いだけ」と軽く見すぎない
- 遊び噛みと本気噛みは、その背景を分けて考える
- かわいい時期だからと流さず、最初の認識を整える
監修・運営
SKYWAN! DOG SCHOOL 代表 井原亮。噛みは言葉の印象だけで軽く見ず、何を体験させ、何を体験させないかを丁寧に整えていくことを大切にしています。