まず大切なのは、犬と飼い主さまの両方を見てくれることです
犬のしつけは、犬の性格を理解して、その子の性格から今後起きそうな行動や困りごとを予測し、良いところをしっかり把握することから始まります。
それを踏まえたうえで、飼い主さまの性格や生活スタイルを把握し、どんな方法が合うのかを頭の中に描くこと。そして、犬と飼い主さまができることから始めること。これが一番大事だと思います。
おすすめできるのは、話をきちんと聞いてくれるトレーナーさんです
しっかり話を聞いてくれるトレーナーさんはおすすめです。飼い主さまの言いたいこと、やりたいことをきちんと聞いて、考え方を整理してくれる人は信頼できます。
さらに、飼い主さまができる範囲のトレーニング方法をすぐに思いついて、実際のトレーニングに反映できることも大切です。
伝え方を合わせてくれるかどうかも大事です
飼い主さまが、言葉で理解しやすいご家族なのか、映像を描くように説明した方が伝わりやすいご家族なのか、難しい言葉でもわかるのか、やさしい言葉の方がいいのか、例え話があった方がいいのか。そういうことを見ながら伝え方を調整してくれる人の方が、長く続く指導になります。
もちろん、これはトレーニングの進み具合によって変わっても良いものです。
こんなトレーナーさんは注意が必要です
犬のことだけをそのまま飼い主さまに伝えるトレーナーさんは注意が必要です。もちろん、それが必要な場面もあります。ただ、犬を守りたいあまり、飼い主さまの感情を無視してしまう傾向がある方は気をつけた方が良いと思います。
実際に、お散歩練習中に「可愛いですね、何犬ですか?」と近寄ってきた一般の方に、「ウルセェ!」と言い放ったトレーナーさんがいた、という話もありました。にわかには信じられませんが、実際にあったようです。人への態度が乱暴な人は、やはり注意が必要です。
言葉や考え方にも、その人の姿勢が出ます
「主従関係」「服従関係」といった言葉を強く使う人、「努力」「根性」をテーマにする人、自分の方が犬を知っていると思っている人も、私は慎重に見た方が良いと思います。
絶対に、その犬のことを一番知っているのは飼い主さまです。一緒に暮らしているわけですから。私たちの仕事は、その飼い方や生活をよりよく改善していくことです。そこを否定してはいけないと思います。
隠さずに伝えてくれる人かどうかも見てください
最初の相談や体験の時点で、犬の様子を隠さずに伝えてくれるかどうかも、とても大切です。
トリミングや病院、ホテルなどでは、どんなに噛んだり吠えたりしても、飼い主さまのことを思って隠すことが多いです。商売上、あまりひどいことを言ってしまうと次に来なくなってしまうので、ある意味仕方のない面もあります。
でも、しつけや行動改善に関わる立場では、それを隠してはいけないと思います。その時は嫌な気持ちになったとしても、正直に伝えてくれた人の方が、あとで信頼してもらえると感じています。
最後に伝えたいこと
トレーナー選びで迷っている方は、将来のことまで説明してくれるトレーナーさんを探してください。
今困っていることへの対処だけではなく、この先どんな行動が起こりやすいか、このまま行くと何に困りそうか、どう育っていくと良いか。そこまで見通して話してくれる人の方が、長く安心して相談できます。
トレーナー選びで大切にしたいこと
- 犬の性格だけでなく、飼い主さまの性格や生活も見てくれること
- 話をよく聞き、考え方を整理してくれること
- 飼い主さまができる範囲の方法に落とし込めること
- 隠さず、正直に犬の様子を伝えてくれること
- 今だけでなく、将来のことまで説明してくれること
監修・運営
SKYWAN! DOG SCHOOL 代表 井原亮。犬の行動だけを切り取るのではなく、飼い主さまの気持ちや生活も含めて見立てることが、良いトレーニングの土台になると考えています。