吠えの相談で多いのは、散歩・来客・要求・留守番です

吠えのご相談で多いのは、散歩、来客、要求、留守番の順です。中でも散歩中の吠えは、環境の変化が目まぐるしいため、原因がひとつに絞れないことが多くあります。

来客時の吠えも、単に怖いから吠えている場合もあれば、構ってほしい要求として吠えている場合もあります。さらに、怖くて吠えると飼い主さまが構ってくれる、というふたつが重なった「合体バージョン」になることもあります。

一番勘違いしやすいのは「合体バージョン」です

飼い主さまが一番勘違いしやすいのは、この「怖いけれど構ってほしい」「吠えると飼い主さまが反応してくれる」が重なった状態です。本人は怖がっているように見えるのに、同時に飼い主さまの反応も引き出しているので、ますます行動が強くなりやすくなります。

だからこそ、ただ「来客で吠える犬」とひとまとめにするのではなく、その中に恐怖が強いのか、要求が強いのか、両方が混ざっているのかを見ることが大切です。

散歩中の吠えで最初に見直したいこと

散歩は自由時間ではない、という視点を持つことがとても大切です。外に出るということは公共の場に出ているということなので、周りからも見られていますし、迷惑をかけてはいけないという意識を飼い主さまが持つ必要があります。

飼い主さまは、家にずっといる犬をストレス発散に連れて行っているつもりかもしれませんが、気を許すのは家の中で、外ではある程度引き締めていなければならない、という気づきが必要です。

飼い主さまに集中しながら歩き、ある程度自由度を持って歩いていても、何かあればすぐに飼い主さまに集中できるように、日頃からの練習と習慣が必要です。

最後に伝えたいこと

まずは視点を変えること。そして、リードの長さなどを飼い主さまがきちんと管理すること。さらに、上手に歩けている時や、飼い主さまの顔を見てくれた時には、ちゃんとご褒美をあげることで、歩き方は整っていくことがあります。

ただし、練習を始めてすぐに変わるわけではなく、半年から1年ほどかかることもあります。地道に練習して、習慣化してあげることがとても大事です。

また、自由に匂い嗅ぎをして良い場所と、飼い主さまに集中しながら歩く場所を区別して歩いてみることも大切です。全部を自由にするのでもなく、全部を締めすぎるのでもなく、場面を分けて教えていくことが、吠えの改善にもつながっていきます。

吠えを見直す時に大切なこと

  • 散歩、来客、要求、留守番で理由が違うことを知る
  • 特に、恐怖と要求が重なった吠えを見落とさない
  • 散歩をただの自由時間にしない
  • 外ではすぐ飼い主さまへ意識を戻せる習慣を作る
  • ご褒美を使いながら、地道に習慣化していく

監修・運営

SKYWAN! DOG SCHOOL 代表 井原亮。吠えはひとつの意味で起こるわけではないからこそ、場面ごとに見方を変えながら、その子に合った形で練習を積み重ねていくことを大切にしています。

関連記事