犬にとって大事なのは、まず危険から身を守ることです

犬の習性から考えた時、寝る場所が広いと幸せなのか、という問いに対して、私の答えはNOです。動物にとって一番大事なことは、まず危険から身を守ること。その次に食事、そして子孫を残すことの順です。

今回は子孫を残すことは関係ありませんし、食事はスタッフさんがあげてくれるので問題ありません。だからこそ、預け方で一番考えなければならないのは、危険から身を守ること、もっと平たく言えば、広い方が不安か、狭い方が不安か、ということです。

広い方が幸せに見えるのは、人間の感覚です

広い方が幸せだと思うのは人間です。シングルサイズのベッドより、ダブルベッドの方が豪華な感じも、幸せな感じもしますよね。でも犬は違います。犬にとっては、少し狭い方がゆっくりぐっすり寝られることがあります。

怖がりな子ほど、広さが不安になることがあります

特に、怖がりな子や、あまりホテルなどに慣れていない子にとって、「広い」ということは身を守る範囲が広いということです。あまり慣れていない子にとっては、判断しなければならない範囲が大きくなります。

ハウスや少し狭めの場所で預かってもらうと、入口しか危険がないので、一方向だけ守ればよい。習性として、狭いところの方がよいと思います。たとえば怖い時に、狭いところへ逃げ込んだりしますよね。

もちろん、どこでも寝られるし元気に過ごせる子は、この範囲ではないと思います。

自由はその時だけ幸せそうに見えることがあります

ちなみに、自由というのはその時だけが幸せで、生活トータルで考えるとお互いに困ることが多くなります。

広くて問題ないということは、おしっこもうんちも自分でして、片付けてもらうのを待っていなければならないということです。狭いところで排泄時間などもしっかり見てくれる方が、断然ストレスが少ないと私は考えています。

ですから、広い方が向いている、という考え方では見ない方がよいと思います。

見るべきなのは、ただ預けるのか、管理してくれるのかです

預け先を選ぶ時に見てほしいのは、ただ預けるのか、それとも犬の性格も含めて管理してくれるのか、という違いです。広いか狭いか、自由かどうかだけではなく、その子に合わせて休ませ方や排泄の見方を考えてくれるかを見てください。

預けたあとに見てほしいこと

  • 排泄の時間間隔が大きく乱れていないか
  • 食事が取れているか
  • 帰宅後にソワソワしたり、吠えることが多くなっていないか

本番の前に、短時間から慣らしてあげてください

愛犬の性格や施設との相性を見るために、あらかじめ練習のために短時間預けたり、保育園のような施設で日々慣らすことから始めて、本番のお泊まりに備えてあげてください。

監修・運営

SKYWAN! DOG SCHOOL 代表 井原亮。預かり方は人の感覚ではなく犬の習性から考え、その子が安心して休めること、安全に過ごせることを第一に見ることを大切にしています。

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