迎えてすぐは、飼い主さまからの働きかけを少し控えます

ご自宅に迎えた直後は、飼い主さまも嬉しくてたくさん触れたくなると思います。ただ、子犬にとっては新しい家、新しい匂い、新しい人との生活が始まったばかりです。最初の数日は、飼い主さまからのアプローチを少なめにして、わんちゃんの方から寄ってきて、触ってほしそうにしていたり、遊んでほしそうにしている時に、疲れすぎないように触れ合ってください。

最初に無理に距離を縮めるより、自分から近づいても大丈夫だと思える経験を積ませてあげる方が、その後の関係は安定しやすくなります。

何より最初に大事なのはトイレです

生後2〜3ヶ月の子犬で、まず整えたいのはトイレです。排泄は生理現象であり、自分でするだけで完了感がある自己報酬行動でもあります。だからこそ飼い主さまが最初にやるべきことは、自宅に来たその日から排泄の場所をわかりやすく作って、排泄しやすくしてあげることです。

最初のうちは、将来的にトイレの場所としたい位置に、わかりやすくトイレを作っておくのが良いでしょう。もちろん途中で変更しても構いませんが、最初はわかりやすさが何より大切なので、あまり動かさない方が覚えやすくなります。

サークル全面トイレとクレートの例

排泄のタイミングを知ることが、最初の仕事です

子犬しつけとして、飼い主さまに最初にやっていただきたいことは、排泄のタイミングを知ることです。だいたい月齢の数字に1を足したくらい、2ヶ月なら3時間、3ヶ月なら4時間くらいが一つの目安になります。これは排泄を我慢できる時間の目安だと思ってください。

遊ぶ、寝る、排泄する、また遊ぶ、また寝る、というサイクルを繰り返す時期なので、できればメモを取ることをおすすめします。メモがあればご家族でも共有できますし、その子の排泄間隔もだんだん見えてきます。

うんちは食事後10分くらいで出ることが多く、回数は食事の回数プラス1回くらい出ることが多いです。ただし、出なくてもすぐに異常というわけではありません。

タイミングを合わせて連れていくと覚えやすくなります

排泄しそうなタイミングに合わせてトイレへ連れて行ってあげると、成功の回数が増えます。トイレの成功が増えれば、どこでするのかもわかりやすくなり、結果的にスムーズに覚えやすくなります。

叱って覚えさせるのではなく、成功しやすい流れを飼い主さまが作ることが、この時期にはとても大切です。

何かを教え込むより、関係の土台を作る時期です

生後2〜3ヶ月の子犬にとって大事なのは、スワレやフセなどの項目を急いで覚えることではありません。もちろん教えてはいけないわけではありませんが、それよりも、飼い主さまと何か一緒にやっていると、たくさん褒めてくれるんだ、飼い主といると楽しいんだ、という経験をたくさん積ませてあげることが大切です。

この時期に作る関係の土台は、その後に自信を持って生きていくための糧になります。飼い主さまといること自体が安心で楽しいと感じられるような時間を、たくさん経験させてあげてください。

生後2〜3ヶ月でまず意識したいこと

  • 迎えてすぐは触れ合いすぎず、子犬の方から寄ってくる余地を作る
  • トイレの場所をわかりやすく作る
  • 排泄のタイミングをメモして、ご家族で共有する
  • 排泄しそうな時にトイレへ連れて行き、成功しやすい流れを作る
  • 何かを教え込むより、飼い主といると楽しいという土台を育てる

監修・運営

SKYWAN! DOG SCHOOL 代表 井原亮。子犬の育て方は、早くたくさん教えることではなく、その月齢に合った生活の整え方と経験づくりが土台になると考えています。

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